定期的にインドネシアの友人に荷物を送っているので、その情報を元に発送に必要な作業などをまとめました。
現状、以下の日数でバリ島まで届いています。
- EMSは10日前後で荷物が到着しています😊
- 航空便は2週間以内😊
- 船便は40日~50日です😊
まず、日本→インドネシアに荷物を送る際に知っておきたい注意点はコチラ。
インドネシアへ荷物を送るのにかかる送料
送料はちょこちょこ変わるので、郵便局のページで調べるのが一番!
以下にそれぞれのリンクを貼りました。
- EMS:こちらの表の「第2地帯」の欄の金額。
- 航空便:EMSより少し安い。こちらで「発送手段:航空便」にして検索します。
- 小型包装物(2キロ以内ならコレがオススメ):同じ航空便でもEMSや航空便の半額。こちらの表の「サービスの種類」を「小型郵便物」に変更して表示。
追跡ができないので【書留】オプション460円を付けるのがオススメ。
- 小型包装物(2キロ以内ならコレがオススメ):同じ航空便でもEMSや航空便の半額。こちらの表の「サービスの種類」を「小型郵便物」に変更して表示。
- 船便:EMSの半額くらい。こちらで「発送手段:船便」にして検索します。
【禁制品(送ってはいけないもの)】と【配送状況】を確認する
国際郵便には、世界共通で送っちゃダメなものと、国ごとに送っちゃダメなもののルールがあります。
インドネシアはお守りとかサロン(腰巻)がダメだったり、国特有のNGアイテムが。
そして、世界情勢や各国の情勢によって郵便物自体の発送が制限されることもあります。
全て郵便局のホームページで確認できます。(窓口でも教えてくれます)
▶インドネシアの禁制品
インドネシアへ送る荷物のルールなどもこのページで見られます。
▶配送状況(国ごとの差出可否の一覧)
インドネシアに荷物を送る時に必要な書類と情報、作成方法
【EMS】と【航空便・船便】で必要な書類は違います。
▶郵便局ホームページで確認する場合はこちら
が!その前に!!
2024年3月から、国際郵便は手書きの宛名ラベル(送り状)では一切送れなくなりました。(詳しくはコチラ)
パソコンまたはスマホから、国際郵便マイページを使って必要情報を入力し、宛名ラベルを印刷します。
プリンターがない場合は、郵便局で印刷してくれます。
パソコンやスマホが無い場合は、郵便局で入力できます。
国際郵便マイページを利用すると、必要書類は必要枚数分、自動で印刷されるので、基本的には書類について悩む必要はありません。
EMSに必要な書類
インドネシアへEMS便を送る場合は、個人の荷物(贈答)・商用の荷物に関係なく、次の3つ全てが必要。
- 送り状(宛先)
- 税関申告書CN23
- インボイス
郵便局のサイトでは税関申告書CN22も必要と表示されています。
が、実際はCN23のみでOKです。
もし不安だったらCN22も添付しておけば間違いない👍
税関申告書CN22は手書きなので、郵便局窓口でもらう必要があります(CN22についての詳細はこちら)。
航空便・船便・小型包装物に必要な書類
個人の荷物(贈答【無償】の区分)をインドネシアに送る場合に必要な書類は宛名ラベル(送り状)のみでOK!
- 宛名ラベル(送り状)
ただし、内容物が5~6品目を超えると宛名ラベルに書ききれないため、税関申告書が必要になります。
- 税関申告書CN23
商用の荷物はさらにインボイスが必要です。
輸入許可証について
郵便局のサイトの必要書類欄に「受取人が入手した輸入許可書の番号及び日付を記載しなければならない。」という記載があります。
輸入許可書について、インドネシアの郵便局員に確認してもらいましたが「知らない」or「要らない」と言う回答💦
しかし!結局、許可書無しで届いております!
たぶん、個人の荷物は無くても問題なく届くと思われます。
万が一、受取り時に「許可書」が必要と言われたら、その郵便局員が許可書の情報を持っているはずなので、現場で解決していただくしかありません。
受取人の識別情報
送り状と書類に「納税者登録番号(NPWP)」や「パスポート番号」などの個人の識別情報を記載するよう指定されています。
これも私は記載したことがありません!💦
それでも問題なく届いております。
識別番号を入れる場合は、手書きなら名前の後ろなどに番号を記入します。
国際郵便マイページを使う場合は、発送関連情報(発送日や重さを入れるページ)の下の「税関告知書・インボイス」から入力できます。※画像赤枠の部分↓
発送の準備と手順
国際郵便マイページを使います。
送り状や必要書類を手書きする必要がなく、2021年から施行された「通関電子データの送信」にも自動で対応しているので配送がスムーズだからです。
※「通関電子データの送信」とは?
- 内容物が禁制品でないか確認する。
- 税関申告書CN22を付けたい場合は用紙を窓口でもらう。
※集荷の時に持ってきてもらうよう電話でお願いしてもOK。 - 荷物の重さ(箱含む)を測る
測らなくても良いけど、重さで送料が変わるので、私は先にチェックして内容物や詰め物の量を調整しています。 - 国際郵便マイページに情報を入力、必要書類をプリントアウト
→プリンターがない場合はこちらを参照。
スマホ版を利用した場合は窓口の【ゆうプリタッチ】で印刷可。
パソコンやスマホがない場合は、郵便局でできます。 - 税関申告書CN22を書く場合はこちらを参照
- 書類にサインする →送り状・インボイス・税関申告書CN23・CN22
- 専用パウチに送り状と書類を入れて発送
送り状や書類を荷物に添付するためのビニールの袋。
発送時に窓口でもらうか、集荷の時に持ってきてもらいます。
【疑問1】禁制品に引っ掛かっていなければ確実に送れるのか問題
基本送れる!んですが、品物によっては境界線があいまいで受け取りに問題が生じることも。
関税価格が変わったり、罰金請求されたり、没収になる可能性もあります。
例えばコンタクトレンズ。
「別の国で受け付けてもらえなかった」と聞いて、日本の郵便局窓口と郵便局の相談電話のそれぞれに問合せ、結果「インドネシアに送るのは問題ない」と言うことが分かり送ったワケです。
しかし、インドネシア側で「医療品」と判断され保険局が荷物を没収。
受取りには罰金が必要となりました。
認識の違い…というヤツでしょうか(;´∀`)
様々な見解の違いによって「スムーズに届かない」「思った状況と違う」ということは発生し得ることと覚えておきましょう。
【疑問2】インドネシアの税関<関税・課税>と受取り手数料問題
送った荷物に対してかかる税金などについてです。
これも国によってルールが違います。
インドネシアは、ほぼ全ての荷物に税金がかかります。
「50万ルピアまではかからない」などと言われていましたが、現在のルールはこちら。
3USドルから1,500USドルまでの小口貨物に対しては、7.5%の輸入関税と付加価値税(VAT)を課税
ようするに、内容物が約300円以上の場合は、内容物の総計に対して少なくとも7.5%の税金が受取り時にかかります。
もし中身が3ドル以下なら、7.5%の関税はかからないかもしれませんが、受け取り手数料「数万ルピア」は必要です!
プレゼントのつもりで送っても、受け取る人が税金と手数料を支払うことになります。
金額は先ほどの【7.5%+VAT+受取手数料】なのですが、内容物により大幅に変わることや、罰金や没収の可能性もあるので正直予測できません。
※内容物は3000円前後の金額に調整して送っていますが、受取り側の友人は10万ルピア前後を支払っているそうです。高くね?
「あ!これあげたら喜ぶかな??」と気軽に物を送ることができない…。
これはどうしようもないことなので、理解した上でインドネシアに荷物を送りましょう。
【疑問3】荷物の開封&梱包箱破損が激しいよ問題
インドネシアに荷物を送った場合は、ほぼ開封されると思っておけばOK。
(と言っても、私の送った荷物は20個中1個しか開封されていません)
良かれと思って箱を厳重に梱包していたりすると、開けにくいせいか、
「車にひかれたのかな?」というレベルで箱が破かれたり、側面に穴を開けられることもあります。
日本人の感覚では「ありえない」と思うでしょうが、
日本人の感覚というものは日本国内だけで通用するものであることを頭に刻んでおきましょう。
配送時の箱の損傷もけっこう激しいです。
私が送った時とは別人(箱)のような様相で届くこともしばしば。
- 書類に書く内容物は正確に!
実際の中身と違うと税関で止められたり、スムーズに届かない原因になる。 - 梱包(外箱)は丈夫な箱がオススメ。
以上、インドネシアに荷物を送る際に私が知りたかった情報です!
国際郵便の中でも、なかなかハードルが高いのがインドネシア。
税関の判断にはドキドキしますが、禁制品に気を付ければ、基本的にはスムーズに送れます。
受取り側で支払いが発生する点には、くれぐれもご注意ください。