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■お役立ち情報

【国際郵便】日本から海外に荷物を送るのに事前に必要な情報と調べ方・書類の作り方

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海外の友人に国際郵便(小包)を送ることが多いのですが、その際に「これは前もって知っておきたかった!」と私が感じた情報をまとめました。

国際郵便を安く送る方法【2キロ以内ならeパケット】

まず、海外へ荷物を送るには、国によって様々な条件があるため事前調査が欠かせません!

  1. 日本からの郵便物を送れる国か
  2. 相手国の関税の条件
  3. 通関電子データが「必須」か
    ※2024年3月から全ての国が必須となります!
  4. 禁制品(送ってはいけないもの)
  5. 必要書類

この5つを主に郵便局のサイトで調べます。

今回は、それぞれの情報の調べ方、書類の作り方、をひとつずつ説明します。
※郵便局の窓口でも丁寧に教えてくれます😊

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1.「日本からの郵便物を送れる国か」を確認

コロナ渦に突入した2020年4月、一時的に日本からの国際郵便が全てストップしました。

よもや郵便物が送れない事態が起こるとは!びっくりしました。

今でも国の情勢によってけっこう条件が変わります。
EMSはOKの国が多いですが、それ以外はダメ、など変則的な国もあります。

そんな「送れるの?送れないの?」を一覧でチェックできるのがこちらのページ。
▶国際郵便物の差出可否早見表

下の画像の青ラインの〇×で発送の可不可がわかります。
△については、ピンクの囲み部分に詳細が書かれています。

国際郵便の発送が可能か確認する

緑で丸く囲んだところは「通関電子データの送信」について。
「推奨」と「必須」があります。必須の場合は【国際郵便マイページ】の利用が必要です。

赤ラインの国名をクリックすると、国ごとの現在の状況や、後述する「禁制品」「必要書類」を確認できるページが開きます。

2.相手国の関税の条件について調べる

国際郵便を受け取る時に発生する税金です。
国によって関税制度は違うので、かかったりかからなかったり様々です。

例えば日本の場合は、受取る国際郵便の中身の金額が16,666円を超えると課税されます。
それ以下なら免税ですが、革のバッグや靴などは金額に関係なく5000円弱の付加価値税(関税)が発生します。

このように国によって、税率や付加価値税が設定されています。

これだけは、郵便局ではなくGoogle先生で調べます。
「相手国名 国際郵便 関税」で検索してみてください。

実際は相手国の税関が判断するので、100%頼れる情報ではありませんが、受取り側に支払いが発生する可能性があるので、ある程度は調べておくことを強くお勧めします。

例えばインドネシアでは、ほぼ100%関税が発生し、受取り手数料も別途必要なので、受取り側に必ず支払いが発生します。
マレーシアの場合は500リンギットまでは免税、それ以上は課税されます。

海外に居る時に日本から荷物を送ってもらう方法

3.通関電子データについて

2024年3月1日から、国際郵便(物品)は全ての国が通関電子データ「必須」となり、手書きの宛名ラベル(送り状)は一切受付けられなくなりました(郵便局公式ページ)。

宛名ラベルは国際郵便マイページを使って作成する必要があります。

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国際郵便マイページとは?

郵便局のウェブページで、スマホやパソコンから、国際郵便に必要な「送り状」「通関書類」「通関電子データ」を作成できるサービスです。

スマホ・パソコン・プリンターが無くても利用できます。

国際郵便マイページに配送に必要な情報を入れると、ほぼすべての書類が自動で作成され、電子データも勝手に送ってくれます。

さらに、必要書類を必要枚数、勝手に印刷してくれます。

「この国はどの書類が何枚いるんだっけ?」とか悩まなくていい!

▼国際郵便マイページについてはこちら
スマホ版とパソコン版の違い、専用パウチ、パソコンがない場合、プリンターがない場合の対処方法などについて書いています。

4.世界共通と国別の【禁制品】をそれぞれ確認する

禁制品=「送ってはいけないもの」についてです

世界共通の禁制品と、国ごとの禁制品の2つについて知る必要があります。

これは郵便局のサイトを見るのが一番!

郵便局窓口で聞いても丁寧に教えてもらえます。
禁制品情報のページを印刷してくれたりします。

▶世界共通の禁制品についてはこちら

▶国別の禁制品についてはこちら
国ごとの禁制品は本当に様々で、私がよく荷物を送るインドネシアは「お守り」や「古着」が禁制品だったりします。

国際郵便の禁制品の調べ方(国際郵便で送ってはいけないもの)

ページ左側の青丸部分から、お目当ての国を検索。
すると↓各国のページが開きます。

国際郵便の禁制品の調べ方(国際郵便で送ってはいけないもの)

赤丸部分で国ごとの配送可不可の情報も確認できる!
何も表示されていなければ、問題ナッシング。

青い四角で囲んだ部分のタイトルを押すと、その下に表示される情報が変わります。
国ごとに必要な書類や現在の運行状況もここで確認できます。

禁制品については、青丸部分の「禁制品」のタブをクリック。

毎回思うけど、情報量が多いのにページがスマホ対応してないのが残念💦
読みにくいっス。

5.必要書類を確認する

送り状以外で必要な書類の基本は2種類です。

  • 税関申告書CN22 or CN23
    ※CN22はCN23で代用可能
  • インボイス

どの書類が必要かは、国によって「発送物が商用か贈品か」などで変わります。
上記以外の書類も必要な場合(滅多にない)もあるので、事前の確認は必須です。

国際郵便マイページを利用すれば、必要なものを必要な部数作ってくれマス

※税関申告書・インボイス以外の書類は別途用意する必要がある

必要書類の調べ方

禁制品と同じページから調べます。
▶必要書類や配送条件を調べる

  1. 相手国のページを開きます(ひとつ前の項目「禁制品の調べ方」を参照)。
  2. 送達条件のタブをクリック。
    その下にある郵便種別「通常郵便物」「小包郵便物」「EMS」の中から送る予定の配送方法をクリック。(青丸の部分)
国際郵便【税関申告書CN22】について調べる

送付条件のリストが表示されるので、その中の「3.必要な記載、税関用紙等」の項目を見ます。

例)オーストラリアの友人にEMSでプレゼントを贈りたい場合

プレゼント(贈品)は「商品」や「商品見本」以外の項目を参照します。
オーストラリアの場合は、プレゼントはインボイスが不要なので、添付書類はCN22またはCN23のみでOK。

国際郵便・EMSを発送する時に必要な書類を確認する

税関申告書「CN22」「CN23」が必要な場合

内容物が5種類(品目)以内なら必要ありません。
送り状の「税関告知書」欄に全て入りきるからです。

5品目以上の場合や送付物の金額が大きい場合は、国際郵便マイページの場合は「CN23」が自動作成されます。※CN22はCN23で代用できます。

手書きで送り状を作る場合は、CN23が送り状に付属しています。

手書きが面倒な場合は、郵便局のフォーマットにパソコンで手入力したものを印刷して使うこともできます。
▶フォーマットはコチラ

インボイスが必要な場合

これも国際郵便マイページならオマカセしておけばOK。

手書きをする場合(パソコンで入力も可)は、郵便局のフォーマットを使います。
▶フォーマットはコチラ

税関申告書CN22が必要な場合はどうするか

現在はほぼ使うことが無いのですが、CN22を手書きする必要がある場合は、郵便局で用紙をもらいます。
または、集荷の時に電話などで事前にお願いしておくと配達員さんが持ってきてくれます。

CN22はこういう黄緑色の書類で、シールになっています。

税関申告書CN22の書き方

この書類が小さい!!
縦が10センチくらいかな?ここに手書きで書くのは老眼にはきついです。
頑張って小さい字で書いて、1枚に5~7品目くらい書き込めます。

1枚に書ききれない場合は、複数枚に分けて書いています。
2~3枚に分けて書いても問題なく届いています。

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税関申告書CN23とインボイスの書き方

税関申告書とインボイスには、全ての内容物を英語で書く必要があります。
※国際郵便マイページの場合は英語で入力します。

■内容物は全て書く!漏れのないように。
不一致だと余計な税金がかかったり荷物を止められる原因にもなります。

具体的な品名で書く必要があり、例えば服なら「衣料品」ではなく「Tシャツ」「セーター」など、分けて書きます。

■内容物の名称は英語で書く。
郵便局のサイトに英語表記の一例がリスト化されています。
▶内容品の英語訳

■必須項目は【内容品名】【数量】【価格】。
「原産国」や「重さ」は無くても大丈夫。

2023年9月22日から、ヨーロッパへの荷物にはHSコードが必須になるそうです。
→詳細はコチラ

税関申告書CN22の書き方

税関申告書CN22は手書きです。(もちろん英語)

【重さ】は空欄でも大丈夫。

税関申告書CN22の書き方赤枠:該当するものにチェックを入れる。

青枠:【内容品名】と【数量】を書く。
例)Sweater × 2

青枠:【内容品名】と【数量】を書く。
例)Sweater × 2

緑枠:各内容品の合計価格、下の枠には総額を書く。
例)セーター1000円が2着の場合 → \1000(通貨単位も入れる)

紫枠:発送日の年月日と自分のサイン

1枚に書ききれない場合、複数枚になっても良い。


国際郵便マイページを使えば、今後、全ての国で義務化される電子データの作成も含め全てやってくれるので楽ちんです。

パソコンだけでなく、スマホでも使えるので今の内から切り替えておくことをオススメします。

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